ピースの又吉さんから賞状をいただきました。

2011年10月17日

ピースの又吉さんから賞状をいただきました。
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先週土曜日、テレビ東京で放映された「さっくりハイボール」
という番組で、ピースの又吉さんから、賞状をいただきました。
今年の6月のこと、僕は『星を撒いた街』の営業で、大阪に行っていました。
夜に、ピースの又吉さんが夏葉社のことをほめていたよ、と知人から
教えられました。
小島慶子さんの「キラ☆キラ」という、ラジオ番組です。
この放送を(クリックしてみてください。今でも聴けます)、
僕はさっそく、阪急電車のなかで聴きました。
 なにより、むちゃくちゃ本が好きなのが伝わってくる文章なんですよ。  
 
 絶対本好きな人が作った本ですよね

『昔日の客』、そして、弊社に対する又吉さんの賛辞に、
胸がいっぱいになりました。
夢のようだ、と思いました。
その日以来、なんとかして、又吉さんにお礼の気持ちを
伝えたい、と考えるようになりました。
けれど、相手は、テレビで見ない日はないくらいの売れっ子だし、
面識もまったくありません。
実は、9割くらい、あきらめていたのです。
いい本をずっとつくり続けて、恩返しをするしかないよ、と思っていました。
ちょうど、新刊の『星を撒いた街』が出来上がったばかりのころでした。
僕は、お世話になっている下北沢の古書店、「古書ビビビ」さんに、
本を納品しに行き、なんとなく、又吉さんの話になりました。
又吉さんはこちらによく来たりしますか? と聞くと、来ないですねえ、
と若い主人はこたえます。
「でも、来るかもしれませんね。又吉さん、本当に本が好きだから」
主人がそう言うので、
「じゃあ、もし来たら、『星を撒いた街』を、僕からということで、
 プレゼントしてもらえませんか?」
と言いました。
「じゃあ、来たら、渡しておきます」
お互い、半分、冗談のような気持ちでした。
それから、約二週間後、本当に又吉さんが、「古書ビビビ」に来ました。
しかも、『星を撒いた街』を持って、レジへ。
以下は、テレビ放映時の、又吉さんの言葉です。
そしたら、いままで喋ったことなかったんですけど、店長さんが、
「又吉さんですよね?」
「あ、そうです」
「夏葉社の者から、この本は又吉さんが来たらお代はいらないって言われてるんで」って。
僕、行きつけともどこでも言ってないし、
「本当ですか?」ってその本だけはいただいて。
本当に、『昔日の客』の作品の世界観が、現実に起こったみたいな。

それで、僕は、賞状をいただいたのです。
嘘のような話です。
僕は、「又吉さんに本を渡して下さい」という話を、
古書ビビビさんだけにしか、していませんでした。
今でも、信じられません。
又吉さん、古書ビビビの馬場さん、本当にありがとうございます。
追伸
「ざっくりハイボール」は、テレビ大阪、テレビ北海道、TVQ九州放送などで、
これから放送が始まります。「勝手に感謝状」という企画です。
ぜひ、ご覧になって下さい。