来夏、『戦後出版クロニクル』(仮題)という本を刊行予定です。
これがかなり大変な企画で、1945年~2014年に出版された
全ジャンルの書籍のなかから、出版史的に意味のある書籍を
各年数冊ずつ抽出して、そして紹介するという内容です。
1冊の本が刊行されることによって、それが読者に、編集者に、
書店に影響を与え、本の歴史が変わっていく。
そうした時代の流れを、1冊の本によって、表現したいのです。
今週土曜日、西荻ブックマークにて、この本の公開企画会議を行います。
著者の南陀楼綾繁さんを司会に、『冬の本』にも原稿を寄せてくださった、
ライターの井上理津子さん、『冬の本』の編集者でもある北條一浩さん、
そして、ぼくの4人で、「この本は外せない!」と話し合います。
ちなみに、今回は戦後の70年間では幅が広すぎるということもあり、
1970年代から2000年代にしぼって、トークをします。
本好きのかた、ぜひ遊びに来てください。
濃密な2時間超のイベントです。
『戦後出版クロニクル』編集会議
~この本は見逃せない! 1970~2010~
日時: 10月11日(土) 17:00~19:30
会場: ビリヤード山崎2F 杉並区西荻北3-19-6
参加費: 1500円
定員: 40名
予約方法:こちらでどうぞ→http://nishiogi-bookmark.org/reserve/
追伸
たとえばこんな本を紹介します。
井上さん→【90年代】 朝日新聞社編『朝日人物事典』朝日新聞社(1990年刊)
北條さん→【80年代】 片岡義男『スローなブギにしてくれ』角川文庫(1981年刊)
夏葉社 →【00年代】 高野文子『黄色い本』講談社(2002年刊)