『四万十日用百貨店』
一昨日の日曜日に、TBSの情熱大陸で、『自遊人』の
岩佐十良さんが特集されていましたけれど、氏の拠点は、
都会の喧騒から離れた、新潟県の南魚沼にありました。
この本の著者である、迫田司さんは、高知県の四万十在住。
そこにあるのは、沈下橋。
天然うなぎ。
野生の鹿。
ああ。
しかし、もともと、四万十の人ではないのです。
デザインを通して、集落に関わり、そこにあるものから、
デザインを日々学んでいるのです。
それは決して美しい自然だけではなく、
酒の席のおじさんの声であり、
「土州勝秀」の腰なたであり、
長年続く神様を迎えるお祭りであり、
薄暗い、夜の路地であり。
そうした生活に基づいたものこそが強いのだ、
と私は思います。
新しいものを創るのではなく、
日々の生活の中から、発見すること。
刺激を受けます。
と同時に、笑みも浮かびます。
ぜひ、ぜひ、読んでみてください。
好著ぜよ。
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(蛇足。ただ言いたいだけ)