いつまで経っても古びない、たった一行の詩や、二行の詩。
眠らずにいても朝になったのがうれしい 消えてしまった電燈は傘ばかりになって天井からさがっている (「いつまでも寝ずにいると朝になる」)
孤高の詩人尾形亀之助(1900~1942)の全詩作から五五編を精選。
巻末エッセイ 能町みね子