登記の準備。
台風の予感のさなか、法務局に提出する書類を
せっせと作っています。
登記に携わった経験があるとはいえ、なかなか、面倒くさい。
けれど、一方で、新しいことが始まるという嬉しさも
強烈に感じています。
窓の外は雨。
車が水しぶきをあげながら走る音が聞こえます。
中央線が走り去る音も。
ハイヒールがアスファルトに当たる音も。
ええと、つまり。
私を支えてくれている人たちに、この場を借りて、
感謝したいのです。
本当に、どうもありがとう。
僕はあなたたちに囲まれて幸せです。
自分のなかの一番良い部分を発揮できるようがんばりますので、
これからもどうぞよろしくお願いします。
月: 2009年8月
横浜、たそがれ
昨日、横浜に行ってきました。
著者さんに会いに横浜へ。
喫茶店で、2時間半。
おかげで、ほとんど形になっていなかった企画が、
ガッ! と具体的になりました。
ああ、原稿が楽しみだ。
でも、大丈夫かなあ。
オレ、変なこと、言わなかったよなあ。
打ち合わせ後は、著者さんの案内で、
古本屋を中心に伊勢崎町を散策。
これまで横浜というと、ベイブリッジ、大洋ホエールズ、中華街、
くらいのイメージしかなかったのですが、いやいや、すごい。
昭和の面影残る、路地また路地。
夕闇とネオン。
ちょっとした旅行です。
なにやら、焦がれます。
結局、夜の8時までつきあっていただきました。
Sさん、本当にありがとうございました。
おみやげにいただいた貴重なシベリア、美味しくいただきました。
植物が届きました。
植物が届きました。
子供のころからお世話になっている H 家から、
事務所祝いとして、「パキラ」をいただきました。
なんと、190センチもあります!
私より、全然大きいです。
夏葉のイメージにぴったりで、とても気に入っています。
が、寄る年波なのか、「パキラ」の名前をどうしても、覚えられません。
というか、何度聞いても覚えられない名前って、あ、ありますよね(汗)?
エアポケットにすっぽり入ってしまうといいますか。
最初に誤って覚えたそのイメージが、どうしても拭い去れないといいますか。
私の場合、「パキラ」を、「パトス」と言ってしまいます。
ないしは、「パドラ」。
もしくは、「パメラ」。
ちゃんと、名前、覚えるからね。
パキラさん、どうぞ、よろしく。
甲子園、すごかったです。
甲子園すごかったです。
ええ。
甲子園すごかったです。
夏葉社の一作目の本の制作をしながら、なんとはなく、インターネット中継を
見ていたのですが、いつのまにか引き込まれていました。
寄る年波ということもあるのでしょうか、些細なプレーのひとつひとつに目頭を熱く
していました。
日本文理の9回のあの反撃、なんでしょう?!
なんであんなにメンタルが強いのでしょうか?!
ああ、いいもの見た。
そんな気持ち(どんな気持ち?)で、本を作っています。
夏もそろそろ終わり。
夜風が気持ちいい季節になってきました。
『1968』はおもしろい。
『1968』はおもしろい。
毎朝、毎晩、小熊英二の『1968』を読んでいます。
出勤前と、寝る前。
これが、やはり、とても、おもしろい。
学生運動は、私(1976年生まれ)などの世代からすれば、
なにがなんだかわからない代物でした。
わからないけれども無性に気になるゆえ、当時の日記や、
有名な遺稿集などを手にとって読んでみるのですが、
それでも、ぴんとこない。
左翼文法が邪魔をする。
なんでこんなに熱いんだ、
とむしろ訝る。
けれども、この書籍はその全体に迫っています。
小熊英二の著作がいつもおもしろいのは、彼が、
これまでにない角度や発見に肝を砕くのではなく、
常に、対象の全体を見渡そうとしているからだと思います。
あらゆる事象は相対化され、それに合わせて、
文章はますますニュートラルに冴えわたる。
おもしろいです。
現在、上巻の650ページまで読んだところ。
我々と実はそんなに変わらない当時の学生の心境に、
毎日、心を動かされています。
出版社をつくる
9月1日から、新しく出版社をはじめます。
夏葉社という名前は、尊敬する夏目漱石先生から
どうしても一字を拝借したかったというのと、
夏が好きだから、という理由でつけました。
基本、ひとり出版社ですので、何事も決まるのが早いです。
電車のなかで。
はたまた、炒飯を食べながら。
はたまた、辰巳ヨシヒロ先生の『劇画漂流』を読みながら。
いろんなことを決めていきます。
今日から本格始動です。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。