『すべての雑貨』

4月21日取次搬入で『すべての雑貨』
という本を刊行いたします。

著者は、西荻窪の雑貨店「FALL」の店主、
三品輝起さんです。
この本がデビュー作となります。

三品さんの素晴らしさをどう説明すればいいのか、
いつも迷うのですが、まず、FALLという店が
素晴らしいのです。

しかし、この本は雑貨の良さを語る本ではありません。
21世紀に入って爆発的に増えた雑貨屋、
さらにいえば、雑貨とはなにか? を一から考えた本です。

「世界がじわじわと雑貨化している気がする。
これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。
それまでは雑貨とみなされてなかった物が、
つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ。」

昨今、本もまた雑貨のように扱われるときがあります。
本だけではありません。レコードも、美術も、実用品も、
なにもかもが雑貨のように扱われる。
というか、雑貨のように見える。
雑貨化した社会。

原宿にあった文化屋雑貨店、デンマークのレゴ、ムーミン、クンデラ、
ガルシア=マルケスらを引用しながら雑貨の来し方・行く末を考える
縦横無尽の論考は新鮮で、読んでいると知恵熱が出ます。
雑貨を考えると現代が見えてくる。
そう云っても過言ではありません。

文章もすばらしいです。
雑貨屋さんをやりたいという人、雑貨が好きな人、
現代の消費文化を考えたい人、おもしろい本が読みたい人、
とにかく、いろんな人にお勧めしたいです。
書店店頭にて、ぜひ。

 

『すべての雑貨』
著者:三品輝起
デザイン :櫻井久、
価格:2000円+税
版型:四六判上製変形
頁数:288頁
ISBN 978-4-904816-23-3 C0036


取次に納品する日は4月21日ですが、
その日に一斉に書店店頭に並ぶという
わけではありません。流通の関係で、
書店での発売日はマチマチです。
取次納品日から1週間〜2週間かかる
場合もございます。
ご注意ください。