新刊のご案内

９月１８日取次納品で、新刊を刊行いたします。
弊社初の音楽本。
でも、より正確にいうと、音楽というよりも、
レコードという「もの」の本です。
だれもがレコードに親しみをもっていた時代。
暮らしの中に、自然にレコードがあって、それを聞いて、よろこんだり、
驚いたり、感動したり、なんだこれ？と思ったり、それでも価値のあるものとして、
老人も、大人も、子どもも、家にあったレコードに耳を傾けていた時代。
豊かな時代。
この本に登場するのは、だもが知るヒット曲や、レアな歌謡曲というのではなく、
農協からのお知らせや、企業からの宣伝や、我が母校の校歌や、アイドルの
ひそひそ話などです。
著者の田口さんは、その１枚１枚に耳を傾けて、当時の人々の気持ちになって、
「もの」のある「暮らし」のことを考えます。
そうすると、我々が失った、たくさんのことが、ぼんやりと見えてきます。
あははと笑えて、感動して、うーんと考えさせられる、新しいレコード本。
カラーページが１４４ページ。紹介しているレコードは２３５枚。
おもしろいです。
ぜひ、書店店頭でご覧ください！

『レコードと暮らし』
著者：田口史人
装画：加藤休ミ
デザイン ：櫻井久、作田祥子（櫻井事務所）
レコード撮影：高見知香
価格：２２００円＋税
版型：四六判並製
頁数:１８４頁
ISBN 978-4-904816-16-5 C0073
追伸
『レコードと暮らし』の刊行を記念して、９月２３日（水）に弊社事務所で、
著者田口さんによる「出張円盤レコード寄席」をやります。
田口さんのお話をまじえて、書籍に出てくるレコードをみんなで聞くという会です。
谷崎潤一郎が自作を朗読したレコードなど、おもしろそうなレコードがたくさん。
聞き手はぼくがつとめます。
参加費は、『レコードと暮らし』をお持ちいただいた方は５００円、
そうでない方は１０００円です。
参加当日に、吉祥寺の書店でお買い求めいただけたら、助かります……。
１５時からです。
ご予約は、info(アット）natsuhasha.comまで。
お名前だけでけっこうです。
１５名限定ですー。