2014年7月26日

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昨日、7ヵ月ぶりに、新刊を出しました。
「庄野潤三小説撰集 親子の時間」です。
装幀は和田誠さん。
函入です。
庄野潤三の魅力は、なんといっても、
家族の描写にあります。
カメラをまわしているかのように、映し出される、
家族の小さなひとコマ、ひとコマに、幸せを感じます。
今回は、庄野潤三の長い作家生活のなかで、円熟期ともいえる、
中期の作品のなかから、撰集をつくりました。
書評家の岡崎武志さんが、絶版になっている作家の単行本のなかから、
まさに「親子の時間」というテーマに相応しい、9篇を選んでくださいました。
読むと、幸せを感じます。
家族っていいなあ、と思います。
クーラーのきいた部屋で、ゆっくりと、読んでほしいです。
収録作
山茶花 
もくもく毛虫 
食後の体操 
凧 
組立式の柱時計 
餡パンと林檎のシロップ 
甘えび 
鍛冶屋の馬 
山の上に憩いあり 
愛でたくなるような、造本です。
ぜひ、書店店頭で、ご覧になってください。
『庄野潤三小説撰集 親子の時間』
著者:庄野潤三
装幀:和田誠
本文組:櫻井久
判型・頁数:四六判・上製・函入・280ページ
価格:本体2400円+税
取次:JRC(すべての取次からの搬入が可能です)
ISBN:978-4-904816-12-7 C0093
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