出版業界の現況

出版業界の現況。
出版不況と言われ続けて、ずいぶんと久しいです。
では、実際、どうなの? と言うと、数字で見ても、
やはり厳しいです。
2008年4月~2009年3月の取次経由出版販売額は、
1兆9950億円。
2兆円産業の看板も、(ピークは96年は2兆6563億円)
来年には通用しなくなりそうです。
では、いったい、何が原因なのか。
それは、やはり多くの人が指摘しているように、インターネットと
携帯電話の普及にあると考えて、間違いないように思います。
私が大学生のころは、何かを調べるためには、必ず、書店、
ないしは、図書館に行かねばなりませんでした。
ゼミの宿題をこなすために、『有斐閣経済辞典』を。
名画を鑑賞するために、『ぴあ』を。
デートを成功させるために、『tokyoウォーカー』を。
CDの新譜情報を得るために、『ミュージックマガジン』を。
少なくとも、私は買っていました。
(『tokyoウォーカー』が活躍する場面はほとんどありませんでしたが・・・)
しかし、いまはそれらがなくても、それほど困りません。
それが、この10年の歳月というものだと思います。
情報以上のなにか。
ないしは、情報を100倍輝かせるなにか。
さらに、明らかに蛇足ですけれども、
情報を圧倒的に凌駕する、すばらしいなにか。
本づくり、がんばります。